サーバーPCの種類

2022年9月17日土曜日

ライセンスとコスト

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オンプレミス・サーバーを導入するときに、必要なサーバー機の種類を解説する。
 

タワー・サーバー

タワー型デスクトップ・パソコンとほぼ同じ筐体のサーバー機である。
RAIDなどを装備しているものなら、2倍か3倍ぐらい横幅が大きい。
しかし、机の上など通常のオフィスに簡単に設置できる、扱いの容易なサーバー機である。
専用ケースなどもあり、複数のタワー型サーバーをコンパクトに収納することもできる。
 
サーバー機を初めて導入する組織には、このタワー型サーバーが良いと思う。
 

ラックマウント・サーバー

平べったい四角い板のようなサーバー機である。
四角い板状のサーバー機を縦に何層も重ねて設置する。
ラックマウント・サーバー専用のケースがあるので、実際はそのケースにラックマウント・サーバーを収納する。
その収納の仕方は、丁度タンスの引き出しのようである。
 
狭いスペースに沢山のサーバー機を格納できるメリットがある。
価格もタワー型サーバーより高価になる。
 
沢山のサーバーを運用するので、サーバールームにはかなりの大きな電源が必要である。
 
通常は大企業など、大規模なデータセンターを運用する組織でしか、ラックマウント・サーバーを使用しない。
 

ブレード・サーバー

一つの電子回路基盤の中に、サーバー機の全機能を装備していて、このサーバー基盤をいくつも大きな筐体の中に格納したサーバーをブレード・サーバーと呼ぶ。
サーバー基盤がブレードである。
ラックマウント・サーバーよりも更に狭いスペースに多くのサーバーを設置することができる。
価格は一番高価になる。
 
沢山のサーバーを運用するので、サーバールームにはラックマウント・サーバーのサーバールームより大きな電源が必要である。
 

1way, 2way, 4way とは

サーバー機の商品カタログには、1way, 2way, 4way という仕様が掲載されている。
この way というのはCPUを差し込むソケットの事である。
1way のサーバー機は、CPUを1個だけ装備しているという意味だ。
2way のサーバー機は、CPUを2個装備するマルチプロセッサのサーバーである。
4way のサーバー機は、CPUを4個装備する。
 
ユーザーが必要とする性能に見合ったソケット数のサーバーを選ぶ事になる。
 

メモリとストレージの容量

サーバー機に必要なメモリとストレージの容量は、そのサーバー機の用途によって異なる。
メモリは主記憶装置の容量。
ストレージはHDDとSSDの容量となる。
サーバーの場合、HDDとSSDを両方装備しているものも少なくない。
 
用途を区別するときに重要なのは、Web(AP)サーバー用か、DBサーバー用か、その他かという区別である。
 
Web(AP)サーバー用ならば、ストレージはそれほど必要無い。
OSの格納と、APサーバーの作業領域が確保できれば良い。
大量のデータを格納する必要は無い。
また、Web(AP)サーバーに配置している情報は通常はバックアップも必要が無い。
捨てて良いデータである。
 
一方、DBサーバーは全てのデータを格納しているので、それらを全て格納できる大きなストレージ容量を必要とする。
 
ファイルサーバーの場合は必要なファイルの総サイズだけのストレージが必要で、メールサーバーなら、保存しておく過去メールの総容量次第である。
 
サーバーの用途に応じて必要なメモリとストレージのサイズは異なる。
 

Web(AP)サーバー機の場合

Web(AP)サーバーが必要とするメモリサイズは、使用するアプリケーションによって異なる。
ただ、通常はWeb(AP)サーバーの一つの仕事は一つのリクエストとレスポンスに必要なリソース分しか無いはずだ。
例えばログインを処理するとき、ユーザーがメールアドレスとパスワードを入力して、ログインボタンを押してから、結果画面を表示するまでが、一つのリクエストとレスポンスである。
この間にWeb(AP)サーバーは必要なメモリを確保してユーザー認証確認に必要な処理をする。
ログイン認証程度なら大したメモリは消費しない。
もし、大きな画像処理でもするならある程度大きなメモリが必要になるが、通常はWeb(AP)サーバーが必要とするメモリは大きくない。
 
アクセス数が増えた場合は、Web(AP)サーバー機のメモリやストレージなどのリソースを増やすのでは無く、Web(AP)サーバー機自体の数を増やすことで対応する。
 

DBサーバー機の場合

DBサーバー機の場合は、多くのメモリとストレージ容量を必要とする。
データサイズが大量に必要なら、通常のストレージ機器の容量を超える容量が必要になる場合もある。
この場合は、DBサーバー機にRAIDを構成する。
つまり複数のHDDを組み合わせて仮想的に大容量HDDを実現する。
 
通常はDBサーバー機に分散情報処理技術は使えないので、DBサーバー機を複数用意して負荷の増大に備えることはできない。
DBサーバーは原則として一台しか使用できない。
 
ただ、OracleなどDBMSによってはある程度複数のDBサーバー機に処理を分載させることができるものもある。
 

単独サーバー機の場合

小さな事業所の場合、一台のサーバー機だけで、Web(AP)サーバーの機能と、DBサーバーの機能を同居させてしまうこともできる。
 
この場合は、DBサーバーと同様に多くのメモリとストレージ容量を必要とする。
 
ただ、利用するユーザーの数が少なく、データ件数も少ないのなら、そのメモリとストレージ容量もそれほど大きくはならない。
 
OSやDBMSなどシステム的には多くのリソースを必要とするが、データ件数的にはリソースは少なくて良いということだ。
 
単独サーバーで多くのユーザーを扱う事は、性能的にできない。
せいぜい、25人から50人程度が上限である。
サーバーの負荷の少ないシステムの場合、もっと多くのユーザーを扱えるが100人200人といったところが限界だろう。
 
 
 

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