老衰死亡率は8.8%しかない、それ以外は病気や不運で死にます

2021年4月3日土曜日

閑話 時事

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昔、倉本聰監督の作品である「北の国から」という作品が面白く、子供の頃に見ていました。
私は北海道出身ですので、富良野を舞台にした作品に郷土愛みたいなものも感じていたかも知れません。
 
この作品の主人公の父親役を演じた田中邦衛さんが先日、老衰で亡くなられたそうです。
 
謹んでご冥福をお祈りします。
 
私も若いときは、なんとなく「自分も年老いて老衰で死ぬだろうな」と、思っていました。
大半の人は「死」についてよく考えたことがないと思いますので、皆さんも自分が老衰で死ぬと思っている人が多いと思います。
 
この件で気になり、日本人で「老衰」で死亡する人の割合を調べて見ました。
 
 
 
 
 
厚生労働省の資料を見ると国民の死亡者数に占める「老衰」の割合は、8.8 % しかない事が分かります。
 
最近、「老衰」が死因の第三位に上昇したそうです。
 
「老衰」は「死ぬまで健康だった」という事であり、「もっとも幸福な死に方」とも言えます。
幸福についての考え方は人それぞれですが、「おいら病気になって幸せだー」という奴はいないでしょう。
 
田中邦衛さんは幸福な死を迎えられたようで羨ましいぐらいです。
 
先に説明したように国民の中で健康に「老衰」で死ぬことができる人は 8.8 % しかいないのです。
 
私の身内の場合も、父方の祖父は「老衰」で幸福な死を迎えました。
私の叔母は原因の良く分からない早死をしました。
母方の祖父は食事の不摂生や喫煙など体に悪いもの全てやって高脂血症や糖尿病など血液系の疾患で血管詰まって死にました。
幸福だったかどうかは分かりません。
家族に囲まれて死んだので不幸でもないと思います。
母方の祖母は「老衰」で、私の親族は老衰率が半分ぐらいと、割と成績優秀かも知れません。
 
ただ、厚生労働省の統計を見る限り、91.2 % は何かの病気か怪我や事故・災害・犯罪被害・自殺などが原因で死んでいるわけです。
 
「健康が幸福」という二元論で無理矢理考えたら「91.2% は不幸な死を遂げる」と言えます。
 
80年以上の人生を全て「病気になったから全部不幸」と考えるのはあまりにも単細胞ですので、私もそんなに単純な考え方はしませんが、「91.2% は病気や不運で死を遂げる」という数字は結構インパクトのある事実です。
 
私は過去に結構酷い目に遭わされてきた人間で、殺してやりたいぐらい恨んでいる人間が何人か居ます。
 
しかし、実際に復讐しようとは思いません。
 
 
この「91.2% は病気や不運で死を遂げる」という事実を知ったとき、「復讐」という概念がバカバカしく感じられたのは、私にとって幸いだったと言えます。
 
私が殺してやりたいぐらい憎い相手も、どうせ 91.2% の確率で病気や不運で死ぬのです。
そう考えると憎い相手の事を考える事は「時間の無駄」でしかないと思えます。
 
今までは頭の中でグルグルと憎しみの反芻みたいな事をどうしてもやってしまっていたのですが、この 91.2% という数字は、無駄な反芻を止めさせるには十分なインパクトがありました。
 
 
今の社会は平和な社会に見えますが、生きるのは結構大変で、最後まで健康に老衰で死ぬことは、とても難しいことです。
ある意味「戦場」に生きているとも言えるかも知れません。
 
 
世間の平和ボケには毒されないように健康と安全に配慮して生きていきたいものです。
今でも平気で歩きタバコしている人間もいますからね。
 
 
 
 
この本は主にガンで死んでいく患者達を多数看取ってきた医師の実録が書かれています。
 
様々な社会階層の人間が人生に失敗して、後悔して死んでいく姿が描かれています。
 
「幸福とは何か」「死に向かってどのように生きるべきか」という事を考えさせる作品です。
 
繰り返しますがノンフィクションです。
真面目に「死」に向き合ってみたい方にお勧めです。軽い内容ではないので、注意してください。

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オッサンです。実務経験は Windows環境にて C#,VB.NET ,SQL Server T-SQL,Oracle PL/SQL,PostgreSQL,MariaDB。昔はDelphi,C,C++ など。 趣味はUbuntu,PHP,PostgreSQL,MariaDBかな ?基本無料のやつ。

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