GDP速報を読んで思ったことを率直に書く

2019年5月22日水曜日

経済政策

t f B! P L

5月20日に内閣府よりGDP速報が公開された。


この中で四半期ごとのGDPである季節調整系列の2019年1-3月期の値に、良くない数値が出ている。

実質GDP増加率を引用すると以下の値になる。

国内総生産(支出側)
0.5
民間最終消費支出
-0.1
民間企業設備
-0.3
政府最終消費支出
-0.2
公的固定資本形成
1.5

景気を裏付ける「消費」も「設備投資」もマイナスになっている。
公共投資が増えたので全体としてはGDPが上昇している。

経済の状態が悪くなっているのだから、消費税など増税してよいはずはない。
消費税増税を凍結すべきだ。

と、取りあえず言っておく。

率直な話、本当に経済状態は悪いのか ?

実はこの話に続きがある。

過去の季節調整系列のデータを見ていると過去にも何度か悪い数値が出ている。

2018年7-9月期のデータを引用する。

国内総生産(支出側)
-0.6
民間最終消費支出
-0.3
民間企業設備
-2.5
政府最終消費支出
0.2
公的固定資本形成
-1.9

これは2019年1-3月期より悪い数字だ。
しかし、翌2018年10-12月期で復活している。

国内総生産(支出側)
0.4
民間最終消費支出
0.2
民間企業設備
2.5
政府最終消費支出
0.7
公的固定資本形成
-1.4

過去のデータを見ていると何度か悪い数字が出ているが、全部翌四半期には復活して良い数値がでている。

2018年1-3月期、2016年4-6月期、2015年7-9月期、も良くない数値が出ている。
しかし年度で見ると全て良い数字が出ている。

2018年は良くない数字が二回でているので、以前より良くないのかも知れないが、年度で見るとプラス成長している。

正直なところ、2019年1-3月期のデータが少し悪くなっているからといって、経済が悪くなっていると考えるのは無理があると思う。

私も消費税増税に反対なので、このデータを根拠に消費税増税反対の声を上げることに反対はしない。

しかし過去のデータを見る限り、四半期GDPは上がったり下がったりを繰り返しており、一期のデータだけ見てもよく分からないのが現実だと思う。

参考までに、過去のデータを画像で載せておく。
小さくて見えなければダウンロードして見てください。
実寸で掲載しておきます。

実質GDP増加率・季節調整系列



実質GDP増加率・年度



これ見ると悪くなっているようには見えない。

それより前回消費税増税した2014年度の落ち込み方がスゴイ。

日銀のGDP統計


内閣府のGDP統計は乱高下が多くてよく分からないな。

と思っていたらこんなニュースが飛び込んできた。

日銀が独自のGDP作成、消費関連の精度高め景気判断に活用

引用。
日本銀行は消費関連の基礎統計である家計調査を利用した内閣府発表の国内総生産(GDP)統計について、同調査の振れの大きさを問題視し、その影響を排除した独自のGDPを算出する。複数の関係者への取材で明らかになった。

「対象となっているサンプルに偏りがある可能性が指摘されており、他の消費指標とも異なった動きをする場合が少なくないほか、月々の振れも大きく、個人消費の実勢を把握しにくいという問題がある」

グラフを見て貰えば分かると思うが、値が乱高下している。

「総合統計局」みたいな省庁を作った方が良さそうな気がする。

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オッサンです。実務経験は Windows環境にて C#,VB.NET ,SQL Server T-SQL,Oracle PL/SQL,PostgreSQL,MariaDB。昔はDelphi,C,C++ など。 趣味はUbuntu,PHP,PostgreSQL,MariaDBかな ?基本無料のやつ。

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