外務省の西暦への統一は業務設計の不備の結果

2019年4月3日水曜日

システム開発 政治

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引用、

外務省は、省内で作成する行政文書や外交文書の日付の表記を西暦に統一する検討に入った。現在は西暦と元号を併用しているが、併記の際に換算する手間があるとして、河野太郎外相が天皇陛下の退位決定を契機にルールの整理を指示。

<中略>

外務省によると文書作成時の西暦と元号の使用に明確な規則はない。決裁文書の表紙は元号だが、文書作成日を西暦で表すケースもある。1年間の外交活動をまとめる外交青書は「平成30年版外交青書(外交青書2018)」のように西暦と元号を併用。政府開発援助(ODA)に関する国際協力白書は「2018年版」と西暦を用いている。

<中略>

同省は今後は西暦表記を原則とし、予算や閣議関連など他省庁と統一様式の文書などについては元号を残す方向だ。河野氏は3月29日の記者会見で「2019年が(新元号の)元年となると計算をどうするのか。西暦と元号の間の行ったり来たり、という時に間違いがないよう対応したい」と説明。


「西暦と元号の使用に明確な規則はない」
「外交青書は『平成30年版外交青書(外交青書2018)』のように西暦と元号を併用。...国際協力白書は「2018年版」と西暦を用いている」
「西暦と元号の間の行ったり来たり、という時に間違いがないよう対応したい」

この報道を見る限り、西暦への統一は「業務設計の不備」の結果以外の何物でも無い。
西暦と元号の使用規則を決めていないから、西暦と元号の間の行ったり来たりすることになり、間違いが起きるのだ。

先日、私は以下の記事を書いた。


この議事の中で、日付には「期間・予定・逐次日付・記録日付」があり、その内「期間・予定・逐次日付」は元号には向かず、「記録日付」ならば元号に相応しい。
元号と西暦の使用規則を
「期間・予定・逐次日付は西暦(または皇紀)を使用する」
「記録日付は元号を使用する」
と決めて、業務設計すれば必要最小限の元号を残すことが出来る
と説明した。

このルールなら西暦と元号の間を行ったり来たりしなくて良い。
「外交文書のタイトルと日付」は完全に記録日付なので全て元号にすれば良い。

外務省の場合は西暦が無いと不便かも知れないのでそれなら
「必ず元号の後ろに西暦を併記する」というルールにすれば混乱しない。
ルールが無いから混乱するのだ。

記録日付の業務に占める量は業務全体で使用する日付の中では少数になると思う。
大半の日付は「期間・予定・逐次日付」になると思う。
こちらは全て西暦にすれば良い。

業務設計という発想が無いから、西暦と元号の間を行ったり来たりすることになる。
保守派が強引に精神論で元号の使用を強要した結果、外務省の業務の現場から元号が消えたのだ。

保守派と官公庁はもう少し「業務設計」ということを考えるべきだろう。

そうしなければ業務の現場から元号が全て消えてしまうぞ。

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オッサンです。実務経験は Windows環境にて C#,VB.NET ,SQL Server T-SQL,Oracle PL/SQL,PostgreSQL,MariaDB。昔はDelphi,C,C++ など。 趣味はUbuntu,PHP,PostgreSQL,MariaDBかな ?基本無料のやつ。

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