「専門用語抜きで説明しろ」という考え方は間違っている

2019年4月19日金曜日

システム開発 システム業界問題

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IT業界の営業に近い人々は「お客さんに技術的な話は分からないから専門用語抜きで説明しろ」と口うるさく言うが、私はこの考え方は間違っていると思っている。

新聞テレビの原発事故やアベノミクスを中心とした経済の報道などを見れば、ベクレル・シーベルトや実質賃金・消費者物価指数・名目GDP・マイナス金利など専門用語のオンパレードだ。

専門的な話を説明する時に「専門用語を使用しないで説明する」という試みは間違っているのだ。
正しくは「専門用語や専門知識の内容を素人向けに分かりやすく解説しながら説明する」べきなのだ。
報道を見れば分かるだろう。

池上彰氏などそれで成功しているのだから。

専門知識の基礎的な概念は先に説明しておいた方が良い

高橋洋一氏や上念司氏などリフレ派の先生方は普通なら数学で理解しなければならない経済学の概念を数式をほとんど使わずに分かりやすく説明してきた。
私のような経済素人でもある程度正しい経済政策を選択できる程度の基礎知識が得られた。

このことは全ての専門分野に当てはまると思うのだ。
受託仕事のように、専門家と非専門家が共同作業するような仕事を円滑に進める為には、非専門家も専門家の仕事を理解する為の最低限の基礎知識は持っていた方が良いと思う。
その方が非専門家は専門家と意思の疎通がしやすいと思う。

非専門家が専門家並の知識を持つ必要はない

だからと言って、当たり前だが非専門家が専門家並の知識を持つ必要はない。
大事なことは、専門家が以下の条件に当てはまる専門知識を取捨選択して、先回りして説明しておくことだ。
(条件1)非専門家が専門家の話を理解する為に必要な知識
(条件2)中学校卒業レベルの教養で理解できるように平易に抽象化した知識

非専門家は専門仕事をするわけでは無いので、専門家並の品質の知識は必要無い。
だから、非専門家に専門知識を説明する時は、一度その専門知識を分解して非専門家向けに組み立て直す必要があると思っている。

組み立て直す段階で非専門家には必要のない知識を捨てて再構築するのだ。

最近書いた、
という記事は非専門家にも役に立つのではないかと考え先回りして説明した「抽象化した専門知識」だ。
情技師(ITエンジニア)のネットワークの理解とは違うと思う。

正直なところ、これが非情技(非ITエンジニア)の役に立つのかどうか分からない。

ただIT業界の営業のように専門知識を何も説明しなければ、発注元や業務担当者と良いコミュニケーションが取れるようにはならないと思うのだ。
実際、20数年以上発注元と受託開発業者の関係は良くなっていない。
むしろ業界ごと崩壊しそうな状況だ。

取りあえず「下手な鉄砲数撃てば当たる」で先回りして色々説明していこうと思っている。

少しは状況が改善するかも知れないし、しないかも知れない。


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オッサンです。実務経験は Windows環境にて C#,VB.NET ,SQL Server T-SQL,Oracle PL/SQL,PostgreSQL,MariaDB。昔はDelphi,C,C++ など。 趣味はUbuntu,PHP,PostgreSQL,MariaDBかな ?基本無料のやつ。

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