敬語の文書は読み難い

2018年9月18日火曜日

道徳常識

t f B! P L

このブログは最初の方は敬語で記事を書いていたが最近は「あるだ調」の言い切り型で文書を書いている。
何故「あるだ調」で書いているかと言えば「ですます調」の文章は読みにくいからだ。

【例:敬語文】

三次受あたりの受託開発業者の場合は開発に必要な技術者を全て雇用しません。案件が入ったときだけ派遣会社やSESから必要な技術者を雇います。システムが完成すれば解約するのです。これを案件が入る度に行います。なぜこんな面倒なことをするかと言いますと、技術者を正規雇用してしまうと案件の無いときも人件費が掛かります。継続的に案件が入る保証が無いので派遣や常駐で人を確保するのです。この場合多くは準委任契約で技術者を雇う社会保証費の負担や安全管理義務など雇用者責任から免れています。このような行為を偽装請負と呼びます。このように違法行為を前提にビジネスモデルを構築しているシステム開発業者が多数存在します。

【例:非敬語文】

三次受託業者は技術者を雇用しない。案件毎に必要人員を派遣業者から調達し、完成すれば解約する。案件空白時の人件費を負担しない為だ。調達人員は派遣契約より準委任契約が多い。社会保証費や安全管理義務など雇用者責任を逃れる為だ。準委任でありながら指揮命令管理を行うので偽装請負という違法行為だ。受託業者の大半は偽装請負を前提にビジネスモデルを構築している。


読めば分かると思うが上と下の文書の内容は同じである。
上の敬語文より下の言い切り文の方が文書が簡潔で読みやすくなっていると思う。文書自体も短く書ける。

敬語を使うと「○○しています」「○○するのです」といった敬語自体が長い上に、「丁寧に文章を書こう」という意識が働く為説明がやや冗長になる。
「○○だ」「○○する」の方が短い上にこの文体の場合、「必要最小限の説明で表そう」という意識が働くので文書が圧縮され簡潔になる。

システムの要件定義書や仕様書などで使う文体は、後者の「あるだ調」の方が短く纏まり読みやすく修正変更も容易になる。
敬語で仕様書を書くSEも居るが、非常に読み難いしメンテもやり難いのでハッキリ言って迷惑だ。
顧客がそれを求めるのかも知れないが、ビジネス文書には敬語は使わない方が良い。
敬語は営業のときだけにすべきだ。
営業も大事だが、仕事は営業だけで回るわけではない。

新聞記事も小説も論文も敬語など使わない。詩も俳句も川柳も同様だ。良文は敬語など使わないのだ。

敬語は営業や広告などの文書で良く見られる。
消費者に売り込む為に下手に出ているのだろう。
ただ営業として下手に出るやり方が上手なやり方なのかはやや疑問だ。営業の役割は顧客の課題を解決することに有るからだ。顧客が間違いを犯したときは指導しなければならない。下手に出ることが常に正しいとは限らない。

広告なども下手に立って書かれたコピーは自信が無さそうで購入する気になれない。

つまり敬語で書かれた文書というモノは、あまり役には立っていないと言える。
敬語を使うことによって分かり難くなり冗長になり説得力が半減して、更新メンテの手間が無駄に増えているだけだ。

口頭で人と直接会話するなら、初対面や目上や立場の上位の者を相手にする場合、敬語を使うのは常識的マナーだ。
相手に敬意を表したり、尊厳を尊重したりするする為だ。
しかし文書の場合、読み手は不特定多数でありそこに上下関係を定義するのは不可能だ。「あるだ調」で表したところで読者の尊厳は傷つかない。

敬語文というものが何故、どのような理由で生まれ使われているのか私には分からないし、おそらく大した理由も無く、ただ何となく惰性で皆が使っているだけだと思う。

最近、書籍の文書が敬語で書かれることが多くなった。普通の一般人が本を書くなら敬語で書いてしまう気持ちも理解できるが、大学教授のような公的に指導的立場に立つ人々が何故敬語文で本を書くのか分からない。

論文書くときは「あるだ調」で簡潔明瞭な文を書くだろう。
なぜわざわざ分かりにくい敬語文で本を書く?

出版の世界に蔓延している敬語文は無くした方が良いと思う。
出版社も敬語文のような良くない慣習は無くしてゆく努力をすべきだと思う。

最近の敬語で書かれた本は読み難い。
なんとかしてくれ。

このブログを検索

Translate

人気の投稿

自己紹介

自分の写真
オッサンです。実務経験は Windows環境にて C#,VB.NET ,SQL Server T-SQL,Oracle PL/SQL,PostgreSQL,MariaDB。昔はDelphi,C,C++ など。 趣味はUbuntu,PHP,PostgreSQL,MariaDBかな ?基本無料のやつ。

QooQ